重瞼形成(二重まぶた)

二重まぶたのお悩み

一重で目つきがきつく見える、まぶたが重くて奥二重になる、アイプチなどの準備に時間がかかる——まぶたの悩みは日常の印象にも影響します。

二重ができる仕組み

上眼瞼挙筋・ミュラー筋が収縮するとき、挙筋腱膜の一部が皮膚へ連続している方は、瞼板と一緒に皮膚が奥へ引き込まれ、二重(重瞼)が形成されます。逆に皮膚との連続が弱い、またはない場合は折りたたみが起こらず二重になりません。
つまり二重を作る治療とは、一重のように連続性が乏しい方に、挙筋腱膜から皮膚へのつながりを新たに作る(または強める)ことです。

一重と二重の構造の違い

一重と二重の構造の違い

主な術式

重瞼形成は大きく埋没法と切開法に分かれます。まぶたの厚みや希望の幅、ダウンタイムなどを踏まえ、適した方法をご提案します。
二重まぶた埋没法/二重まぶた切開法

涙袋(涙袋ヒアルロン酸)

涙袋は本来、眼輪筋の収縮で生じる立体感です。ヒアルロン酸を注入することで、その輪郭をよりはっきりさせることができます。一方で、笑っても涙袋が出にくい方や、涙袋の下に目袋(目の下のたるみ)がある方では、注入しても強調されにくい場合があります。

施術時間 約5〜10分
持続期間 使用製剤により異なり、目安は約1〜2年

リスク・副作用

内出血、感染、痛み、むくみ、左右差、仕上がりのイメージ差、入れすぎによる透け(チンダル現象など)が起こることがあります。極めて稀ですが、血流障害(皮膚壊死や失明)の報告があります。
安全性に配慮しながら、過度な変化を避けた自然な仕上がりをめざします。