ニキビ(尋常性ざ瘡)

ニキビとは

いわゆる“青春のシンボル”であるニキビは、医学的には尋常性ざ瘡という皮膚疾患です。多くは13〜20歳で発症しますが、成人後でも生活リズムの乱れなどで生じやすくなります。— 動きも、印象も“あの頃”へ。まずは正しい理解から。

発生のしくみ

原因は主に皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まり。皮脂が詰まった状態が面皰(めんぽう)で、これを栄養源としてアクネ菌が増殖すると、膿を伴う赤いブツブツが出現します。

好発部位と経過

皮脂分泌の多い顔・胸・背中にできやすく、いったん発症すると治りにくいのが特徴です。悪化させると袋状のしこりや瘢痕(ニキビ跡)が残ることがあり、将来の肌印象に影響するため、早めの適切なケアが大切です。

主な治療

外用薬・内服薬(保険適用)

抗生物質配合外用などを用います。

ケミカルピーリング

月1回程度の実施で、ニキビ肌・毛穴の開き・ニキビ跡の質感改善を狙います。

光治療(フォトフェイシャル M22/自由診療)

赤みの改善に用います。

症状や予定に合わせ、単独または組み合わせてご提案します。